この授業で目指すこと
- 生成AIの回答がもっともらしい誤情報を含むことを説明できる。
- 主張を小さく分け、一次資料、発行主体、日付、複数資料で検証できる。
- 確認できた事実と、推測・未確認を区別して報告できる。
安全な実施:生徒自身の氏名・学校名・位置情報を入力しません。教師が用意した検証用回答を使います。検索結果の要約だけで結論を出さず、参照先を開きます。
事前準備
50分の進め方
- 予想:どちらが正しそう?
文体の異なる二つの回答を提示。詳しさや断定口調に判断が引かれることを可視化する。
- 解説:主張を分解する
一つの回答を「場所」「日付」「数値」「因果関係」に分ける。全部を一度に検索しない。
- 班調査:根拠へたどる
各班に同じ回答例を配布し、担当する主張を一次資料で検証。URL、発行主体、更新日、確認箇所を記録する。
- 相互検証:別班の根拠を見る
「根拠が主張を直接支えているか」「資料の発行主体は適切か」を付箋で指摘する。
- 全体共有:判定をそろえる
正しい/誤り/確認できない、の三つで判定。確認できないことも重要な結論だと確認する。
- 出口チケット
次にAI回答を使うときの確認手順を三語で記す。
検証の4手順
| 手順 | すること | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| 1 分ける | 文章を検証可能な主張に分ける | 文章全体の印象で判定 |
| 2 探す | 公的機関・原著・公式統計を探す | 検索結果の要約だけを見る |
| 3 読む | 発行主体、日付、条件、該当箇所を読む | タイトルだけで一致とする |
| 4 伝える | 事実・推測・未確認を分け、出典を添える | 不明を正しい/誤りに押し込む |
評価
調査シートの「主張の分解」「根拠の質」「判定の慎重さ」「出典記録」を見取ります。話し方の上手さではなく、検証の過程を評価します。
根拠と参照資料
- 文部科学省:学校現場における生成AIの利活用について(2026-07-17確認)
- 文部科学省:生成AIを使用する時は、著作権に注意しよう(2026-07-17確認)
- 文化庁:AIと著作権について(2026-07-17確認)
利用条件
CC BY-NC 4.0。出典表示のうえ非営利目的で改変できます。教材バージョン:1.0.0。